カシミヤベビー服専門店okurimo



カシミヤベビー服専門店 okurimono




「生まれてきてくれてありがとう」の気持ちをこめて贈りたい、高級カシミヤ100%のベビー服  

カシミヤの暖かさに、贈る人の特別な想いをのせてプレゼント  

喜ばれる出産祝いとして、選ばれています





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◎カシミヤとは




カシミヤとは、中国やモンゴル、イラン、アフガニスタン、インドなどの中央アジアを中心とした寒冷山岳地帯で飼育されている「カシミヤ山羊」の毛です。
 
冬はマイナス40℃以下にもなる厳しい気象条件の下で生き抜くため、カシミヤ山羊は2種類の毛で体温を維持しています。
 
ひとつは、外側まで長く伸びる堅くて粗い「刺毛」、もうひとつは、内側の細かくて柔らかい「うぶ毛」。
この「うぶ毛」がカシミヤになります。
 

 

◎カシミヤの語源





カシミヤの名称は、インド北西部の高山地帯「カシミール(Kashmir)」に生息するカシミヤ山羊に由来します。
 
18世紀ころ、この地方で採れる山羊の毛で織り上げた肩掛けがシルクロードを通じてローマに運ばれて大流行し、ヨーロッパの貴族を中心に広く知られるようになったと言われています。
 
以来カシミヤは、優れた品質と高価さもあって「繊維の宝石」とも呼ばれるようになりました。
 
 


◎カシミヤの産地





カシミヤの主な生産地は、中国、モンゴル、イラン、アフガニスタンです。
 
なかでも中国は世界第1位のカシミヤ原毛生産量を誇り、第2位のモンゴルとあわせると、2国で世界の9割近いカシミヤ原毛を供給しています。
 
カシミヤ山羊は、夏はプラス40℃、冬はマイナス40℃にもなる気温差が大きい山岳地帯で、放牧に近い形で飼育されています。
 
かつて、カシミヤ山羊をヨーロッパの穏やかな気候で飼育したところ、優れた品質のうぶ毛が採れなくなってしまったとか。
 
気象条件が厳しくなればなるほど、採れるうぶ毛は良質なものとされています。
 

 

◎カシミヤの品質



カシミヤの品質は、ホワイト、ライトグレー、ブラウンの順で上質とされ、繊維の細かさや長さ、異物の混入率などにより、さらに細かくランク付けされています。
 
原産国によっても特徴が異なり、希少性や質、価値も変化します。
 
たとえば中国産カシミヤは、繊維が細かくて短く、最高級グレードのホワイトカシミヤが多いことが特徴。
特に、内モンゴル自治区のアラシャン(阿拉善)地方のものは、カシミヤの最高峰と言われています。
 
モンゴル産カシミヤは、中国産より繊維が太く長く、強度があるのが特徴で、原毛からトレーサビリティを得られやすいことから、信頼性が高く評価されています。
 
 


◎カシミヤの採取方法





カシミヤは、羊のようにバリカンで一気に刈り取ることはできません。
1頭1頭、熊手のような大きな「くし」で、うぶ毛だけを丁寧にすき取ります。
 
冬に備えて秋頃に生えてくるうぶ毛は、夏を前にして気温が上昇してくると抜け落ちてしまいます。
すき取るのは、年に1回、毛が抜け落ちてしまう直前です。
 
1頭から約500gの原毛が採れるとされ、さらにそこから一緒にとれてきた堅い「刺毛」やゴミなどを取り除き、細かくて長いうぶ毛だけを選別してようやく糸になります。
 
最終的にとれる毛は、1頭からわずか150〜200グラムほど。
 
マフラーなら1頭分、セーターなら4頭分、コートなら24〜30頭分のカシミヤ繊維が必要になります。
 
希少価値の高い素材なのです。
 
 


◎カシミヤの特徴



●優れた保温性


▲カシミヤが暖かいのは、空気をたっぷりと含むことができるからです。
 
これには、カシミヤ繊維の「構造」が大きく関係しています。
 
カシミヤ繊維にはクリンプ(縮れ)があります。
 
カシミヤのような動物繊維は、タンパク質でできています。
繊維の内部には、タンパク質の多い部分と少ない部分があり、湿度変化によって伸縮に差がでることでクリンプ(縮れ)が生じるのです。
 
そのため、繊維自体が波状にカールして、クルンと丸まりやすい性質を持っています。
 
糸になったとき、繊維はクリンプによって1本1本がクルクルと複雑に絡み合います。
それによって空間ができ、熱伝導率の低い空気をたっぷりと含ませることができるのです。
 
いわば、空気の層をまとうことができるんですね。
 

Memo
 

空気をたくさん含むとなぜ暖かいのでしょうか?
 
物質の移動なしに、熱が高温から低温へ運ばれる現象を「熱伝導」といいます。
この移動の起こりやすさを表すのが「熱伝導率」で、値が大きいほど熱が伝わりやすいことになります。

 
材質 熱伝導率(単位:W/m/k)
90.9
ガラス 1
0.6
木材 0.2
空気 0.024
 

 
上記の材質の中では、空気がもっとも熱が伝わりにくいことになります。
 
たとえば、80℃〜90℃くらいの一般的なサウナと、同じ温度の水(熱湯)を比べてみましょう。
水(熱湯)なら火傷してしまいますが、サウナでは汗をかくだけです。
「水よりも空気は熱伝導率が低い」のがイメージできたでしょうか。


   ▲カシミヤ繊維自体も熱伝導率が低く、保温性に優れています。
 
他の繊維と比べてみましょう。

日本羊毛紡績会資料データ
 

数値が低いほど、熱が奪われにくく、保温性が高いことになります。
 
合成繊維のポリエステルと比べると、その差は5倍!
カシミヤは格段に暖かいことが分かりますね。
 
保温性でいちばん大切なことは、外の冷たい空気を遮断して、着ている人の体温(熱)が奪われるのを防ぐこと。
 
カシミヤは熱伝導率の低い空気をたくさん含むことができて、カシミヤ自体も熱伝導率が低いのですから、ダブルで保温性が高いのです。




 ●高い保湿性
 

 


▲キューティクルが快適な湿度に調整してくれます。
 
カシミヤには、人の毛髪とおなじようにキューティクルがあります。
 
スケールと呼ばれるキューティクルは、閉じたり開いたりして空気中の水分を取り込み、湿度を一定に保つ調整をしてくれます。
 
汗をかいたらキューティクルは開いて徐々に汗から蒸発した水分を吸い、乾燥してくるとキューティクルは閉じて水分の蒸発を防ぐといった具合です。
 
どれだけ水分を吸うのか、繊維が持つ吸湿性がわかる公定水分率を見てみましょう。
 

JISの公定水分率
 

数字が高くなるほど、吸湿性が高くなります。
 
カシミヤの吸湿性は綿の約2倍、ポリエステルの約40倍!
優れた吸湿性がよくわかるデータです。
 
冬のイメージがあるカシミヤですが、ジメジメした季節でも肌をサラッと快適に保ってくれますから、夏の冷房対策にも最適なのです。


 
Memo
公定水分率とは?
繊維は水分を含んでいます。
重量で繊維を取引する場合、繊維に含まれた水分量が大きく影響することから、繊維によってどのくらいを水分量としてみるのか、パーセンテージが決められています。
同時に、繊維自体が持つ吸湿性の目安にもなっています。


●軽くてしなやか




▲市場に出回っている動物繊維のなかで、カシミヤは最も細かい繊維です。
 
どのくらい細かいのか比べてみましょう。

 
繊維 太さ(ミクロン)
カシミヤ 12〜17
羊毛 20
モヘア 30〜50
人間の毛髪 70〜100
 
 
 
 
 
 




(1ミクロンは1/1000ミリメートル)
 
値が小さいほど、繊維が細かくなります。
 
繊維が細かいほど、軽く、手触りも滑らかで柔らかくなり、空気を蓄えるスペースがたくさん確保できて「あたたかい」と感じます。
 
また、カシミヤ繊維はよく伸びる性質があります。
それは同じ動物繊維の羊毛と比べてもはるかに高く、伸縮率は40%以上にもなります。
だから、柔らかく、しなやかさなんですね。
 
 

●極上の肌触り




▲キューティクルの滑らかさがポイントです。
 
カシミヤ繊維の表面にはウロコ状のキューティクル(スケール)があり、繊維を保護しています。
 
その構造は、羊毛と比べると、繊維が細かくて、表面の凸凹が少なく滑らかです。
キューティクル(スケール)の間隔も規則正しくて長いこともあり、しなやかで皮膚をチクチク刺激しません。
 
ミクロの世界のお話ですが、肌に触れたときの感覚に与える影響は大きく、特に肌が繊細な人にとっては、肌触りの良さは着心地を大きく左右するのです。
 
カシミヤ独特の光沢も、同じく、繊維の滑らかさと細かさによるもの。
光の反射を柔らかくして乱反射を少なくして陰影も繊細にするため、キレイな光の屈折が生まれて光沢が増すのです。
 
 

▲油脂分が滑らかさを生みだします。



カシミヤの風合いを「ぬめり感がある」と表現することがあります。
 
カシミヤヤギをはじめとする動物繊維には、動物たちが汚れから身を守るためにまとった油脂が毛についています。
 
その油脂が繊維の表面をおおっていることで生じる「しっとりと手に吸いつくような感じ」が「ぬめり感」で、カシミヤの風合いには欠かせません。
 
油脂分による風合いやしっとり感、艶は、ドライクリーニングや洗濯洗剤によって徐々に失われてしまいます。
 
「洗濯したらゴワゴワする」といったことがないよう、正しくお手入れしてくださいね。


 
Memo
カシミヤは、過酷な環境に適応するため進化し、夏はプラス40℃、冬はマイナス40℃にもなる大きな気温の変化に耐えうる、優れた機能をたくさん備えています。
 
okurimonoでは赤ちゃんのカシミヤを扱っていますが、「すぐに大きくなるからもったいない」と思われるかもしれません。
 
カシミヤの持つ優れた保温性や保湿性、軽さ、滑らかな肌触りは、体温調整が苦手で、大人の肌の3分の1の薄さしかない赤ちゃんの繊細な肌に最適です。
 
弱く守ってあげたいこの時期だからこそ、赤ちゃんはカシミヤを必要としているのです。