カシミヤベビー服専門店okurimo



カシミヤベビー服専門店 okurimono




「生まれてきてくれてありがとう」の気持ちをこめて贈りたい、高級カシミヤ100%のベビー服  

カシミヤの暖かさに、贈る人の特別な想いをのせてプレゼント  

喜ばれる出産祝いとして、選ばれています





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カシミヤ虎の巻(カシミヤの魅力、取扱い、知得情報)



 

■ カシミヤ

        1.カシミヤが何の動物の毛なのか、意外と知られていません
        2.人々から愛され続けてきた理由は、ここにあります


■ ケア
        1.大切に扱えば一生もの、長持ちさせるにはコツがあります
        2.毛玉のできないカシミヤはありません、「摩擦」「からまり」「湿度」「熱」を避けましょう
        3.洗濯の仕方
        4.防虫

■ 豆知識
        1.よいカシミヤの見分け方
        2.原毛のランク
        3.エージング(熟成)
        4.カシミヤカラーの本当の理由
 



■ カシミア
 

1.カシミヤが何の動物の毛なのか、意外と知られていません 
 

「Cashmere」の呼称は、インド北西部の高山地帯「カシミール(Kashmir)地方」に生息するカシミヤ山羊に由来します。この地方で採れる山羊の毛で織り上げた肩掛けが18世紀に大流行し、多くの人にカシミヤの優れた性質が理解されるようになりました。




現在は、チベット、モンゴル、中国、イラン、イラク、ロシアなどの乾燥した寒冷山岳地帯で、冬はマイナス40度以下、夏には40度を超す厳しい気象条件のもとで飼育されています。
過酷な環境で生き抜くため、カシミヤ山羊には外側まで伸びる「刺毛」と、内側の繊細で柔らかい「うぶ毛」の2種類が共生しています。このうぶ毛がカシミヤの原毛です。



うぶ毛は毎年暑い季節を迎える前に生え変わります。カシミヤは羊のように毛を刈り取ることができませんから、大きな櫛ですき取り、一緒に採れた刺毛やゴミなどを取り除いた後、さらにその中から長くて細い繊維だけ選別して、ようやく糸にするのです。

1頭から採れる量はわずか200グラム前後。いかに希少であるかがわかりますね。

 

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2.人々から愛され続けてきた理由は、ここにあります
 

カシミヤは優れた保湿性と湿度調整能力、独特の光沢と柔らかい肌触りが特徴です。「繊維の女王」という呼び名とともに、歴史の中で常に最高の地位を維持してきました。

その特徴は、過酷な気象条件の下、極寒の外気や雨、そして乾燥から自分の身を守るために備わった、いわば生命力そのもの。私たちにたくさんの恩恵を与えてくれます。

●すぐれた保温性・・・空気をたくさん含むから温かい
カシミヤは繊維が1本1本細かく縮れています。これが絡み合うことで空気を多く抱え込むことが可能となり、優れた保温性を生み出します。

 
空気には熱を伝えにくい性質があります。例えば90度の水(熱湯)と90度のサウナを比べると、お湯だと火傷してしまいますが、サウナの空気は大丈夫。水に対して空気は熱伝導率が低いということ言えます。
 
空気をたくさん含むカシミヤは、窓で言うと2重ガラス窓。1枚ガラスの窓よりも、間に空気を含む2重ガラス窓のほうが、だんぜん断熱効果があります。
 
さらに、繊維が細ければ細かいほど、たくさんの空気を抱えることができるのですが、実は、世の中に出回っている動物の毛の中で、もっとも細かいのがカシミヤなのです。
 
このように、カシミヤは熱を伝えにくい性質の空気をたくさん含むことができますから、外の冷たい空気が着ている人の肌の熱を奪うのを防ぎ、体温が逃げないようにしてくれるのです。

 

熱伝導率の低さ(温かさ)ランキング

    1.ウール(カシミヤ)  0.9
    2.シルク                     1.2
    3.綿                           1.5
    4.ポリエステル           5.0
    5.レーヨン                  5.5
    6.ナイロン                  6.0

 

●すぐれた湿度調整能力・・・繊維が生きているからいつも快適
カシミヤ繊維には、髪の毛のようなウロコ状のキューティクルがあります。それが閉じたり開いたりして、水分を一定に保とうとする優れた湿度調整能力を発揮します。
 

※イメージです

 
乾燥しているときは、キューティクルを閉じて水分の蒸発を防ぎます。湿度が多いときには、開いて内部に水分を取り込もうとします。これは「繊維が生きている」ことの証。カシミヤをはじめとするウールならではの特徴です。

 

また、キューティクルは表面で水をはじき、内部では水を吸収しようとする特性を持っています。汚れにくく、汚れてもすぐに拭き取れば汚れが落ちやすいのは、表面が水をはじく性質があるからです。
 
このように、カシミヤはキューティクルの開閉で湿度を調整し、ちょっとした水は弾いてくれますから、エアコンで乾燥する冬はもちろん、ジメジメした梅雨の季節にも肌を快適に保ってくれるのです。

 

水分の吸い取り易さ(吸湿率)ランキング
    1.ウール(カシミヤ)     15%
    2.綿                            8.5%
    3.ナイロン                    4%
    4.アクリル                      2%
    5.ポリエステル             0.4%
 

 

●独特の光沢と柔らかい肌触り・・・細かくデリケートな繊維の賜物



カシミヤ繊維は非常に細かくデリケートです。この繊維が光の反射を柔らかくして独特の光沢を生み出し、柔らかく滑らかな肌触りを作り出します。

色は光の反射によって見え方が変わります。繊細なうぶ毛の集まりであるカシミヤは、光の反射を柔らかくし、光の陰影も繊細にして乱反射を少なくしてくれるので、均一で柔らかい見え方になるのです。
 
また、羊毛と違って脱色の工程で風合いが落ちてしまうことから、染色するときは、なるべく製品の色に近い原毛を使ってダメージを少なくするなど、風合いを損なわないための細心の注意が払われます。
 
1頭から1年に200グラムほどしか採れず、加工にも繊細さが求められるカシミヤは、高級品の代名詞。それに相応しい技術と手間で製品に仕上げられ、大切な風合いが守られます。

 

繊維の細さランキング(1ミクロンは1/1000ミリメートル)
    1.カシミヤ                       12〜17ミクロン
    2.羊                                20ミクロン
    3.モヘヤ                         30〜50ミクロン
    4.人の毛髪                      70〜100ミクロン
 
 

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■ケア

1.大切に扱えば一生もの、長持ちさせるにはコツがあります
 

●ブラッシングする
毛玉になりかけたものを均し、ゴミを取るために、こまめなブラッシングがとても大切です。クローゼットにしまう前に、ちょっと手間をかけてあげましょう。馬の尻尾の毛のブラシがおすすめです。

●休ませる
カシミヤ繊維には縮れがあり、形を自由に変えることができます。休ませることによって、袖などにできたシワが元に戻り、縮れが最初の状態に回復します。だから続けて着ないこと。1日着たら2〜3日は休ませましょう。

●汚れはすぐに拭き取る
カシミヤ繊維のキューティクルは、ちょっとした水滴なら弾く性質があります。食べこぼしはすぐに拭き取りましょう。ノンアルコールのウェットティッシュがおすすめです。

 

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2.毛玉のできないカシミヤはありません、『摩擦』『からまり』『湿度』『熱』を避けましょう
 

※イメージです


●摩擦
カシミヤは繊維が1本1本縮れています。これが絡み合うことで空気をたくさん含み、優れた保温性が生まれる一方で、この縮れが長時間の摩擦で絡まり、やがて毛玉に成長していくのです。

●からまり
空気中のホコリのような微細な異物が付いても、毛玉の原因になります。静電気も繊維どうしをくっつけて、それがもとでからまり始め、毛玉の原因になります。

●湿度
カシミヤ繊維が持つキューティクルは、湿気や水があると開いて水分を内部に取り込もうとします。キューティクルが開いているときに摩擦が加わると、繊維同士が絡まりやすくなって毛玉が成長していきます。

●熱
繊維がからまる速度は、熱が加わることによって加速します。特に体温以上の熱が加わると、速度は倍化されるので要注意です。


全てが揃うと、カシミヤにとって最も過酷な状態が生まれます。例えばそれは、ウィンドブレーカーの下にカシミヤのセーターを着用して運動するようなとき。間違いなく毛玉ができます。

できてしまった毛玉を引っ張るのは厳禁です。ハサミや毛玉取りを使って取り除きます。その際は、くれぐれも本体を傷つけないようにご注意ください。

 

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3.洗濯の仕方
 

カシミヤなどのウールを洗濯すると縮んでしまうことがありますが、その原因は2つあります。

・摩擦が多い・・・長時間洗濯したり、他のものと一緒に洗ってしまう
・水温が高い・・・30℃以上で洗ってしまう

水温が30℃以上だと、繊維のキューティクルが開き摩擦が大きい状態になります。水温は低いほどよいと覚えておいてください。

普段の洗濯は手洗いが可能です。タオルなどで包む脱水方法がよく紹介されていますが、丸めることによるストレスでニットが引っ張られてしまうので、脱水機の使用をおすすめします。(詳しくはこちらをご覧ください)

落ち切らない汚れはシミだと思ってください。たんぱく質が変化してシミ化したものは、洗濯の範囲を超えた専門家の領域になります。ドライクリーニングに出すことをおすすめします。
 

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4.防虫
 



虫食いの犯人は大きく分けて2種類。蛾(イガとコイガ)とカナブンの仲間であるヒメカツオブシムシとヒメマルカオブシムシの幼虫です。


イガとは「衣蛾」と書くように、幼虫のときに絹、毛、革を食べます。体長6〜7ミリ、ミノムシを小さくしたような虫です。カーペットや布の中に卵や幼虫の状態で紛れ込みます。

ヒメマルカツオブシムシの幼虫は5ミリくらい。動物質の繊維や角質が大好きです。上から下に向かって食べていく習慣がありますから、重ねていた衣類全てが被害にあうことも。

保管には防虫剤を使うことをおすすめします。防虫剤は衣類の「上」に置いてください。固形薬剤から気化した防虫剤は、空気より重いので下に行こうとするからです。

異なる防虫剤(例:パラジクロロベンゼンとショウノウ)を同時に使わないように注意しましょう。薬剤が溶けだして衣類にシミをつけてしまいます。

防虫剤を使わない方法として、スチームを当てるのも防虫に効果があります。ただし当てるだけ。押さえるとカシミヤのふんわり感がなくなってしまいます。

 

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■豆知識

1.よいカシミヤの見分け方
 

繊維が細かく長いものほど品質が高いカシミヤです。毛を1本つまんでみましょう。光に透かしてみて、ムラがあると糸の撚りが甘く、毛玉ができやすいと言えます

 

2.原毛のランク
 

カシミヤには色や長さ、太さなどを基準にして等級に分けられています。色はブラウン、グレー、ホワイトなどがありますが、どんな色にも染めることができ、発色の良さを発揮できるホワイトカシミヤが、最上級グレードと言われます

 

3.エージング(熟成)
 

昔のカシミヤはエージング(熟成)していたので質が良かったのだとか。現在はそのようなことはしていられない時代。すぐに出荷してしまうようになりました。ということは、在庫になって時間がたった商品はエージングしたのと同じこと。長期在庫品ほど質がよくなっています

 

4.カシミヤカラーの本当の理由
 



戦後、日本でカシミヤが出回るようなった頃の色は、キャメル、ワイン、紺、黒の暗い色ばかりだったそうです。当時はこれがカシミヤカラーと言われ、渋く深いカシミヤ色とされました。実のところは、当時の日本は外貨が少なく高価なホワイトカシミヤは入手困難だった、ということのようです

 

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参考 
『カシミヤとニットの話』 宇土寿和著 繊研新聞社
『はじめて学ぶ繊維』 信州大学繊維学部編 日刊工業新聞社
『クロワッサン』2014年2月10日号 マガジンハウス
 

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